KONSTRUKT & KEIJI HAINO - A Philosophy Warping, Little By Little That Way Lies A Quagmire

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これは待ちに待ったコラボレーション!Evan ParkerやPeter Brötzmannなどフリージャズ界のドン達にも御用達のトルコのフリージャズ集団、Konstruktが遂に灰野さんと演ることになるとは!しかも、リリース元はZeitkratzerやHanno Leichtmann、Bill Laswellら擁する名門、Karlrecordsからと来て、なかなか日本に流通してくれない彼らの作品ながら、これは入ってきそうで感無量!曲名も"All Things Will Be Reduced To Equal D お Tっっ3 BBRc MMM あ元 Part 2"とか何かバグっててヤバイですね。

さて、Konstruktは2008年初め頃にトルコ・イスタンブールで結成された即興集団で、欧州のシーンとも繋がりが深く、今まで、先ほど挙げた奏者を始め、ジョーマクフィー、ウィリアム・パーカー、坂田明、サーストンムーア、マイケル・ゼランといったトップアーティスト達を招聘してきました。この流れを見ていると灰野さんとコラボレーションするというのも違和感はない気がします。灰野さん自身も最近、共演が熱くて、ジョン・ブッチャーとのOTOrokuからのライブ盤や、Sunn O)))のStephen O'MalleyとOren Ambarchiとのインプロ・トリオ、「なぞらない」のライブ盤など強烈なリリースが目立ちます。本作は、トルコのエレクトロやポップスを手がけるOzan Önerによって、イスタンブールのPür Recording Studioで録音、そして、マスタリングは、PANやRVNGなどを始め、エクスペリメンタル界に欠かせない名技師、Rashad Beckerが監修とバックアップもばっちり。トルコの民俗楽器ズルナや民謡などで使われる南東ヨーロッパの楽器カバル、トルコの木管楽器シプシ、アジア系の木管でおなじみシロフォンなどが使われており、非常にユニークな設計。まだ一曲しか聞けませんが、絶境で燃え上がるような灰野さんの歌唱にエスニックな民俗楽器、そして、フリージャズの爆炎が華を添える強烈なインプロヴィゼーション絵巻。これは、2017年下半期の重要なリリースになるでしょう。