V.A. - French Disco Boogie Sounds Vol.3 (1977-1987, selected by Charles Maurice)
最近、ニューエイジやアンビエントばかりなのでたまには爽やかなものを・・・。ディスコにジャズ・ファンク、ソウル、エレクトリック・サウンドまで。1977年から1987年までにかけてのフランスのディスコ・ブギーに焦点を当てたコンピレーションの第三弾が同国の名門、Favorite RecordingsのDisco Boogie Soundsシリーズから今年発表されました。
この手のジャンルに大して強くない自分としては、国まで指定された編集盤の存在は非常に貴重なもので、相変わらずデータでとはいえ、リリース日に即購入してしまいました。
二度あることは三度あるとのレーベルのコメントにも頷けるセレクション。Favoriteのレーベル・ボス、Charles Maurice(フランスのディープ・ハウス・レーベル、Rotaxから、Pascal Rioux名義でも多数の作品をリリース)によって全ての楽曲が選曲されています。
13組の忘れ去られた&隠されたフランス産のアーティストによる貴重な楽曲がずらりと並び、案の定僕には1組も分かりませんでした。これらのタイトルの多くのオリジナル・エディションは、非常に入手困難もしくは全く知られていないとのことで、あらゆるディスコ・ブギー・ファンクのファンからコレクターにとってマストな存在であるハズです。
肝心の中身は、ディスコ・ブギーのみならず、AOR好きにも絶対リーチするウェストコースト風味のカラッとした王道のサウンドで、これなら聞く人を選ばないでしょう。ワン・アンド・オンリーで美しいサウンドは、時代を超えて輝きを増すようで、ファンキーでメロウ、アーバンでスタイリッシュな洗練された魅力たっぷりのトラックばかり選曲されています。ベッドルームにも、深夜高速のドライブにも、クラブでのDJプレイにもフィットしそうな、統一感ある全方位対応のコンピレーションだと思います。
全てのトラックが、同レーベルの「AOR Global Sounds」シリーズも手掛けるスタジオ、The Carvery Cutにてオリジナルからリマスターされ、2LPとCDでのリリース。
本作はアップル・ミュージックでも配信されているので絶対ダウンロードしましょう。