Uio Loi - Template

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素晴らしい....。箱庭サイズのVisible Cloaksかな?と、最初聴いたときは思いました。

Uio Loiは、Kyle Yerhotによる、ミネソタ州の作曲家&サウンド・デザイナーで、Opal TapesやZoom Lensからのリリースが有名です。かつては、Class Of 1923やYoung Henry、Smoke Roomという名義でも活動していました。他にも日本のHyde Out RecordingsからリリースされたNujabes「Perfect Circle(Featuring Shing02)」のリミックスやRBMAのウェブサイトのBGMやサウンド・デザインを手掛けたりしています。NTSでは、J-popからアンビエント、シンセポップなどを選曲したミックスを発表したり、Red Bullの記事では、J-popのお薦めの曲を紹介していたりと非常に多様な要素を持った人です。

Kyle Yerhotは14歳の頃から作曲と録音を始めました(彼は元々ブラックメタルが好きだったそうです)初期のJ-popの光沢を帯びたエレクトロニック・ビートが彼のブランド。Yellow Magic OrchestraAphex TwinDaedelusから影響を受けているとのこと。

本作は、Bloombergの制作したレトロ・ビデオゲーム"American Mall"のために制作されたサウンドトラック。小気味よく粒立ったシンセの音色はゼロ年代エレクトロニカにも似た郷愁を描いていきますが、適度に音数が抑えられているのも良いです。リバイバル以降のニューエイジ・リスナーにも薦められ得る点で、Visible CloaksやMotion Graphicsといった現行の作家たちともリンクする音でしょう。エクスペリメンタル、アンビエント・ミュージック、ヒップホップ、そして、90年代のビデオゲームサウンドトラックの愛慕へと依るところの大きい彼のそのサウンドには、遠い将来のディストピア社会を想起させる人生シミュレーションゲームとメロディの穏やかな親しみやすさが反映されています。

Soundcloudでは、Uio Loiは、Squiggle DotやOrange Milkなんかの楽曲にもLikeを付けていて、今後はその辺りのレーベルから展開していくのかなとか思ったりします。

既に上半期ベストの一つになりそうです。今後も更に化けること間違いないでしょう。